レスキューロボットコンテスト本番

2000.8.12

7時45分から調整のため、早起きして会場入り。そこそこ動いた。

リハーサルの後、開会式。
かまいたち」と書かれたプラカードを持って入場。
かなりの客の入りと、観客席の近さに少しビビる。


左端(バンダナ)から矢船、西村(一)、
勝井、杉田、河野
(バンダナ)

 

午前の部と午後の部があって、午前は僕たちは第2試合で、長岡技術科学大学「ギダイダーズinレスキュー」と戦うことになっていた。
競技の性格上、対戦ではないにしろ、昨日初めて瓦礫を除去した僕たちにはあきらめムードが漂っていた。
まあそこそこ動けばええか、みたいな気持ちだった。


競技フィールド全景
両端のしきいの向うにコントロールルーム

 

午前の部は、俯瞰カメラでフィールドの状況を見て、作戦会議の後プレゼンテータがその作戦を観客に発表してから、競技開始となる。

機械研の各マシンの写真はこちら


作戦を説明するプレゼンテーター・河野(僕)

 

その時のカメラに写ってなかったのか、それとも俺が見落としてたのか、大変重要な瓦礫が実はあって、作戦に大幅な支障をきたしてしまった。
でも、雷信の予想外の活躍により最短タイムでゴール。長岡技大に勝った。


ホスピタルゾーン(緑色のところ)に
ダミーを搬送しているところ

 

控えに戻り、動きの悪かったかがりの回路のXILINXを交換し、視界の悪かった十郎のCCDの位置を調整。午後の部に備える。
僕はプレゼンのための練習。
12時過ぎごろ、西村(一)と昼飯に。
敷島パンが定休日で、隣の純情うどん屋で食った。うまかった。

このころ、冨永さんなどの先輩方が控えに集まり始めた。ありがたいかぎり。
IDカードを持ってないのに…


来てくださった冨永さん(控えにて)

 

いよいよ午後の部。また同じように開会式をして、退場。
会場の袖から、他チームのプレゼンの具合を見る。(試合状況は見れない)
パワーポイントを存分に使いこなしている様子。うちとはかなりちがう…

本番前の控えでは、午前でいい出来だったので欲が出てか、みなさん緊張。
そこにTVの取材カメラとマイクが…
でも気にしている場合ではない。


競技中、いい場面は正面の大モニターに映される
(ちなみに、長岡技大のマシン)

 

いよいよお呼びがかかり、プレゼン。
割とうまいこと行った(自分にとっては)。
隣の会場の声が非常にうるさかったので、僕の声が審査員に届いたか心配だが、届かない方がいいだろう。


プレゼン中

 

プレゼンが終わると、司会の横で、リスタートなどに備え待機。
救助活動が開始し、雷信はいい動きでダミーに向かうも、かがりの調子がおかしい。
電波の調子がおかしい動きであった。
しまいには、後部のワイヤーが切れて暴走する始末。


コントロールルーム内はこんな感じ
画面のみを見て操縦

オペレータ(操縦者)は
1号機・雷信…勝井
2号機・十郎…矢船
3号機・かがり…杉田

 

途中ダミーを落とし、イエローフラッグをくらったが、
十郎の瓦礫除去もあり、雷信が2体のダミーを救って(掬って?)、
またもや長岡技大を上回るタイムで完了。
この時点では1位であった。


マシンからの視界は別のモニタにて、
会場の人にも分かるようになっている
左から雷信、十郎、かがりの視界

壁の向う端でカメラを映しているのは、
バードアイビュア(俯瞰カメラ撮影者)の西村(一)

 

総合優勝は、ダミー搬送の仕方がすばらしかった長岡技大に僅差でさらわれてしまったが、ベストテレオペレータ賞(勝井、雷信)、ベストチームワーク賞を受賞!!


賞状を受け取る勝井

 

ついおとといまで組み立ててた雷信と、即席メンバーに上の賞が与えられたというのには何か笑えるが、こんなもんであろう。
先生達の祝福や、TV局の取材を受けて満足な「かまいたち」チームであった。


賞状と楯を受け取り、インタビューにうろたえる矢船

 

写真は下中さんに撮ってもらいました。かってにパクって転用しないように。

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