第一回機械研ロボコン

まえがき

機械研ロボコンマシン写真

目的地まで正確に移動することは、多くのロボコンに要求される技術です。

最近機械研で作られた車輪型ロボットは、ステッピングモーターと接地面の小さいタイヤを用いて正確に位置決めを行っています。知能ロボコンに参加した「たまちゃん」「電子仕掛けの鳩車」もこの方法に頼り切っていました。 しかし、NHKロボコンのように競技場が広くなると外の世界を見ながらでないと確実に移動することが難しくなります。

ロボットを目的地まで誘導するのに、床に引かれたガイドラインに沿って走るライントレースという方法がよく用いられます。

機械研ではライントレースするロボットが最近作られていなかったので、各種ロボコンに向けてライントレースの技術を磨こうという意図で企画されました。

また、これからプログラミングを始める人に楽しみながら学んでもらおうというのも狙いです。

実施要項

目的

部員のプログラミング技術向上を目的とします。

ロボットの頭脳となるプログラムを競います。ロボットのハードウェアは共通で、プログラムのみを競います。

競技課題

ライントレースです。床に引かれた白いガイドラインに沿って走ります。ロボットの底面には白線を読むための光センサーがいくつか設置されています。

動力にはDCモーターを使用します。左右の車輪を独立に駆動するのでラインに頼らないとまっすぐ走ることすらできません。

関連項目

報告

2003/03/09

まだプログラムを書いていない人や完成させていない人もいますが、ひとまず試走会を行いました。

コース

コース写真

線の上を進み、交差点で曲がる動作を課題としました。

写真のコースの線の間隔は90cmです。

走行の様子(Windows Media、 341Kb)

ダイジェスト版です。3人それぞれのプログラムで走りが違います。

その後

2004年度NHKロボコンのためにこのマシンは解体されてしまったのでひとまずこの企画は終了しました。

新しく作られるNHK用のマシンもこれに近い構成をとるため、足回りだけ使ってまた同じような企画をやるかもしれません。